外構における門柱とは? 役割やメリット・デメリットについて解説

新築住宅を建てるとき、門柱を作るかどうかで悩む方がたくさんいます。それは、必要かどうかがはっきりと分からないからかもしれません。確かに門柱がなくとも郵便受けだけを別に作るという手もあります。

門柱はどうして必要なの? どんなデザインや素材があるの?

そう悩む方のため、ここでは門柱の役割や設置するメリット・デメリットについて紹介します。

外構工事で門柱について悩む方は、参考にしてください。

外構でよく聞く門柱とは?

外構工事の1つに門柱があります。

そもそも一般的に「柱」とは、何かを支える棒状のもの。そのため、門柱は門を支える柱という意味です。

しかし、外構でよく聞く門柱は、玄関先にある独立した壁状の構造物を指します。インターホンや郵便受け、表札などを取り付け、敷地内外の境界線に建てることが多いものです。

最近では日本でもアメリカ式にオープンタイプの外構にする家庭が増加。あえて門を設置せず、郵便受けや表札のためだけの独立した「機能門柱」を見ることも増えてきました。

では、門柱に使われる素材についてみていきましょう。以下の5つが代表的です。

  • 木製
  • レンガ
  • ブロック
  • 塗り壁
  • 貼り材

素材によって出来上がったときの印象が大きく違うため、理想のイメージを固めて素材を選びましょう。

種類①木製

木製の門柱は、温もりを演出するのにピッタリです。玄関ドアが木製であれば見たときの相性も良く、アプローチや庭に植えた植物とも釣り合います。

アンティーク感を出したい方には古木がおすすめです。より深い味わいや質感を楽しめるでしょう。

種類②レンガ

洋風住宅によく似合うのがレンガで作られた門柱です。

独特の優しい雰囲気があり、見た目にもナチュラル。レンガだけを単品で使うことも、他の素材の門柱にアクセントとして使うこともできる、便利な素材です。

種類③ブロック

ブロックで作った門柱も人気です。重厚感を出したい方には良い素材でしょう。

現在はカラーや種類が共に豊富にあるため、デザインもしやすくて選ぶ人が増えています。

また、レンガやタイルより安価なので、門柱にはあまり予算がないという方にもおすすめです。

種類④塗り壁

家との一体感を優先したい方におすすめなのが塗り壁の門柱。住宅の外壁と同じ素材で小さな壁を作り、門柱に利用する方法です。

ただし、材質を合わせるためには早めの行動が必要です。家を建てるのと同じ段階でデザインを決め、工事を依頼しましょう。

種類⑤コンクリート

モダンで都会的、スタイリッシュな門柱が好みなら、コンクリートもおすすめです。

生コンクリートを流し込むため形の自由度が高く、頑丈なことがメリット。他の素材で作る門柱に比べ、比較的簡単でコストもかかりません。

種類⑥貼り材

貼り材は、たとえばタイルなどです。メリットは他の素材と組み合わせやすく、デザインが豊富で希望通りに仕上がりやすいこと。

和風にも洋風にもできるうえ、アジアンテイストやアンティーク調などにも使えるため便利な素材です。

外構で門柱を取り付けるメリットとは

では、外構工事で門柱を作るメリットをみていきましょう。

次の4つが考えられます。

【門柱を作るメリット】

  • 家の外観がよくなる
  • プライバシーの保護
  • 使い勝手がよくなる
  • 夜でも明るい

メリット①家の外観がよくなる

門柱には家の外観がよくなり、格式を上げる効果があります。

門は家の顔そのもの。立派な門があれば、家の印象がよくなりますが、小さな門柱でもあるかなしかでは大きく違います。

住宅の雰囲気に合った門柱を設置すれば、家全体に統一感が生まれるでしょう。

逆に門柱を設置しない場合は、見た目に締まりがなくなってしまうかもしれません。

メリット②プライバシーの保護

門柱一つあるだけでも、外から人が入って来にくくなります。小さな壁によって境界線を感じるためです。

また、荷物の運び入れのときなど、玄関ドアを開けっぱなしのときでも門柱があれば視界を遮ることができます。

フェンスや門扉などと組み合わせれば、より目隠し効果が上がるため、プライバシーの保護に役立ちます。

メリット③使い勝手がよくなる

一般的に門柱にはインターホンや郵便受け、表札を取り付けますが、最近は宅配物を入れる箱や水道、コンセントなどがついたものも出ています。

玄関前に水道やコンセントがあれば、庭や玄関アプローチの掃除などにもとても便利。玄関前の使い勝手がぐんとよくなるでしょう。

メリット④夜でも明るい

門柱には照明が付けられます。夜に暗くなってからも玄関前が明るいと、帰宅した家族はホッとするはず。

また、夜中の訪問者の顔もしっかり照らせて安心です。

外構の門柱のデメリット

では続いて、門柱を設置するデメリットについても確認しましょう。

次の2つが考えられます。

【門柱を設置するデメリット】

  • 郵便物の受け取りがやや不便
  • 訪問者を外で待たせてしまう

デメリット①郵便物の受け取りがやや不便

門柱には通常、郵便受けが設置済みです。そのため郵便局の方や宅配人が不要に敷地内へ入ることを防止できますが、玄関より遠くに設置してある場合には家族が不便に感じるケースもあります。

家から出て郵便物を取りに行くさいに距離があると、途端に面倒くさくなるもの。雨や雪の日だと傘が必要になるため、より億劫に感じるでしょう。

玄関から門柱までが近い家では感じないことですが、距離がある場合には屋根の下を門柱まで歩いていけるように配置を考えるなど、手間が必要かもしれません。

デメリット②訪問者を外で待たせてしまう

部外者の場合はそう思わなくても、訪問者が親しい人であった場合、門柱があればそこで待たせてしまうことを嫌がる方もいます。

門柱は小さくとも壁。そこを踏み越えて玄関ドアまで進むには、多くの場合、心理的な拒否感が生まれます。

門柱によって作った境界線が、よくない方向へ働くケースもあるのです。

門柱の設置場所や注意点

外構工事で門柱を設置すると決めたとき、どんな注意点があるでしょうか。設置場所や注意点についてみていきましょう。

確認したいのは、次の5つの点です。

【注意点】

  • 土地の大きさによっては狭く感じる
  • 2人同時に通れる広さを取る
  • インターホンの高さは大丈夫か
  • 郵便受けの位置や種類
  • 表札は見えやすいか

注意点①土地の大きさによっては狭く感じる

門柱の種類やデザインにもよりますが、重厚な門柱はスペースを取ります。そのため、敷地がさほど大きくない家庭ではそもそも門柱を設置しないところも多くあります。

その結果、特に都会の街中では表札と郵便受けだけを取り付けたスリムな省スペースタイプが人気です。

注意点②2人同時に通れる広さを取る

門柱を設置する場合には、狭い間隔で建てるとさまざまなことが不便です。

大きな荷物の宅配便や、ベビーカーなど、最低でも大人2人が同時に通れる広さを確保しましょう。

注意点③インターホンの高さは大丈夫か

一般的に、門柱に付けるインターホンの高さは120cm〜130cmです。

しかしインターホンにカメラがついているのであれば、相手の顔がうつるような位置に付けてください。時間によって相手の顔が逆光にならないか、それを確認することも忘れないようにしましょう。

注意点④郵便受けの位置や種類

門柱に郵便受けを取り付ける場合、相手の人が郵便物などを入れやすく、家族が中身を取り出しやすい高さにしましょう。

また郵便受けの種類も大切です。

たとえば誰でも中身を出し入れしやすい郵便受けだとすれば、人に覗かれて重要な郵便物を盗まれたり、いたずらされたりする恐れがあります。

面倒でも鍵つきの郵便受けにするとか、門扉の中へ入らないと中身を取り出せないようにするとかの工夫をしましょう。

注意点⑤表札は見えやすいか

表札は、その家の看板です。誰からも見えやすい場所に読みやすい表記で書かれたものを設置しましょう。

多くの場合はインターホンや郵便受けの上に取り付けられています。

外構工事での門柱は優先順位を決めて選ぼう

外構工事で門柱を設置するかどうかは、その家に住む人が何を優先するかによって決まります。

プライバシーの保護や第三者の敷地内への侵入を物理的・心理的に防止したい場合には、門柱はとても有効です。

また、家とエクステリア全体の統一感を出したいときにも、門柱があれば簡単にできるでしょう。

ただし、敷地があまり広くない場合や郵便物を玄関ドアに配達してほしいという方であれば、あえて設置する必要はありません。

こちらを参考にして門柱設置のデザインや設置のメリット・デメリットを確認し、希望にあったものを選択してください。

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